マルタウグイを釣った。多摩川編

2020年4月

春の風物詩マルタウグイを多摩川で釣ってみた!

桜が咲く時期になると多摩川に産卵のため遡上してくる魚

ポイントから釣り方まで紹介したいと思います。

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マルタウグイは、3月下旬の秋分の日あたりから多摩川下流の丸子橋あたりから釣れ始めて4月中旬に調布周辺に遡上してまた海に帰ってしまいます。

最大で50センチになります。小骨が多いのであまり食用には適さないようです。

友達が持ちかえり食べてみましたが、残念ながら多摩川のマルタウグイは生臭く美味しくなかったそうです

 東京湾河口付近に普段は棲息しているようですが、海釣りで釣れたことがあまりないです。過去2回、サビキ釣りで釣れたことがあるけど婚姻色がでていないマルタウグイは真っ黒で違う魚に見えました。

マルタウグイ釣りのポイントについて

マルタウグイの釣り場は瀬です。写真のようなポイントと見つけてください。

バシャバシャと産卵行動がみられる場所を見つけられたらラッキーです。

ひたすら歩いて探します。

多摩川も台風などで増水して毎年、地形が変わってしまいます。去年、釣れたポイントでも行ってみないと分からない。できるだけ変わっていないことを思いながら釣り場に向かいます。

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広い河川が狭くなって流れが速くなっている場所がベストです。

マルタウグイも集まっています。

この時期、深場でたくさんのマルタウグイが泳いでいるのを見かけますが、深場にいるマルタウグイはルアーには反応しません。

見える魚に散々ルアーを投げましたが、一度も釣れたことがありません。

深場から瀬に入って興奮しているマルタウグイをルアーで狙います。

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マルタウグイ釣りの使用ルアー

ラパラCD3-5センチ

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シンキングペンシル(板オモリチューン)

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できるだけ底を長く引けるルアーが良いです。

フックはシングルバーブレスにチェンジしています。

トリプリフックのままですとスレがかりも多く根がかりも多くなります。魚を大きく傷つけてしまいますので是非シングルフックに交換してください。

マルタウグイ釣りを引っ掛け釣りと勘違いされている方も多いかもしれません。きちんと狙えばしっかりルアーに反応しますから、ルアー釣りのターゲットとして楽しんで」ください。

お勧めはラッキークラフトのワンダーです。

シンキングペンシルの釣り方がわかるとマルタウグイの釣りはとても面白くなりますよ。

マルタウグイの釣り方

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マルタウグイが群れている上流にルアーを落として巻くだけですが、きちんと食わせるにはコツがあります。

口が下を向いている魚なのでルアーが底を這うように群れの近くを引いてください。

この時、竿先はやや上向き。

ルアーだけ底を泳ぎ、ラインは水の流れに影響されないように竿を立てて操作します。

流れに合わせてラインを巻き取る感じです。ラインをゆったり張っているとアタリが、ガツンときます。アタリと同時にマルタウグイは上流に走ります。

決してマルタウグイが下流に行かないようにロッドを操作してください。マルタウグイに主導権を取られると魚の引きの強さと、川の流れの強さで釣り上げるのが難しくなってしまいます。マルタウグイが下流に行ってしまうと、ただただ重たくなってしまいますから注意が必要です。

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こんな感じで口元は下を向いています。なので捕食も下向き。

産卵行動中は餌を食べないと言われてますが、実際はどうなのでしょうか。

普段、エビやイソメ系を捕食しているので目の前にルアーがくるとつい反応してしまうからだと思ってます。だから、しっかりルアー釣りが成立します。

もしくはルアーが攻撃対象になるからでしょうか?

でもフックはしっかり口の中に掛かっていますのでエサとして反応しているのではないでしょうか。

マルタウグイ釣りで釣れる他の魚たち

鯉。多摩川の鯉はとてもスレています。泳いでいるのを良く見かけますが、周りに人が多いと気配で逃げてしましいます。静かに近づいて釣りをすればかなり大型の鯉もいますのでビックファイトを楽しめる身近な魚です。

そして花粉症がとても辛い春(涙)

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普通のウグイも釣れます。マルタウグイに比べて少し小ぶりの30~40センチ。

この時期のウグイの婚姻色は、赤のラインが2本です。

マルタウグイよりも群れが小さいのでなかなか釣るのが難しいです。

ほとんどボディが真っ赤なので婚姻色の出たウグイもとても綺麗です。

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ニゴイの婚姻色

顔の回りに追星(産卵期の雄に現れるブツブツ)が出ています。

この時期のニゴイは真っ黒で超カッコイイです。

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マルタウグイの婚姻色は赤が1本。黒と赤のコントラストがとても綺麗な魚です。

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春の多摩川を楽しむために

春は沢山の魚の産卵期のシーズン。

少しだけお邪魔してできるだけ魚を傷つけないように心がけています。

カメラを水中に沈めてみると春の川の中は賑やかでした。

マルタウグイの集団と鯉・ヘラブナが沢山泳いでいます。


春の多摩川 マルタウグイ

毎年、年に一時期だけのマルタウグイ釣り。

来年も多摩川で会える事を楽しみにしています。