モアイに会いたくて
2019年12月25日から2020年1月5日まで年末年始をイースター島で過ごすことにしました。
40時間以上かけて地球の裏側チリのイースター島を目指しました。
イースター島 ラパ・ヌイ イスラ・デ・パスクア モアイ チリ サンティアゴ アフ・ビナプ アナ・テ・パフ
2019年12月30日(月)午後
アフ・ビナプ
マタベリ空港の東にある遺跡アフ・ビナプ
空港沿いの道を外れると未舗装
大きな穴が開いていたりしますので運転は注意してください。
今日は時間が早いので入場できました。
海沿いの崖上にある美しい風景のアフ・ビナプ
モアイの頭に乗っていたプカオ。
右奥に見える棒のようなものは、
かなり崩れてしまっていますが、島に10体しかない女性のモアイです。
プカオと同じ赤い石で作成されています。
下のほうには、他のモアイと同じく前に手が見えます。
(写真だとわかりずらいですね汗)
倒されたままです。
倒された当時のまま残っているので、これはこれで貴重な保存状態だと思います。
このモアイはアフ(台座)に立てられることはなかったようです。
高さ1mくらいで可愛らしいモアイ。
そしてアフ・ビナプで一番の見どころが、このアフ。
モアイを作成した人々は南米から来たという南米起源説は、このアフの石組みによるものでした。
こちらが、ペルーのクスコにある有名な12角の石。(2004年に訪れた時の写真)
同じ時代に作成されたものですが、インカの石組みのほうが精巧な作りですね。
イースター島にたどり着いたポリネシア人は台湾南部の人たちのDNAを持っていることが最新の研究でわかっています。
以外と日本から近い場所に起源があることに驚かされました。
丸く石で囲われた場所を覗き込むとモアイさん。
イースター島で立入禁止の看板はいくつかあります。
基本的にモアイの風景を損なうことなく細いロープが張ってあったり、石組みで囲われています。
うっかりすると気が付かない場合もありますから、気を付けて観光しましょう。
プナ・パウ
イースター島の北西部に抜ける主要通りバイテア・アナケア通りから北に外れると、のどかな放牧地が広がっています。
途中にお地蔵様のようにキリスト教の祠があって休憩。
1200年頃から作成されたモアイ時代後期の頭にはプカオが乗せられ始めました。
当時イースター島の男達は頭に髷を結っていたので、頭髪の髷を表しているものと考えています。
そのプカオは赤い石で作成させていて、イースター島のすべてのプカオは、ここプナ・パウから運ばれているのです。
プカオがのったアフ・トンガリキのモアイ
プナ・パウのゲートでスタンプをもらって入場。
高台にあって景色がいいです。
顔を出している赤い石がプカオになります。
プナ・パウから1番遠い北にあるアフ・ナウ・ナウのモアイにもプカオが乗っていますが、直線で10㎞。
何トンもあるプカオを運搬するのは大変な事だと思いました。
製造途中のプカオが転がっています。
綺麗に丸く加工されています。
こちらの四角い穴は、1888年にチリがイースター島の領有を行ってから放牧が始まり、牧童だちが雨除けのために開けてしまった穴だそうです。
本日の眼玉 アナ・テ・パフ(洞窟)に向かいます。
モアイはありませんが、イースター島の別の顔が垣間見ることができました。
アナ・テ・パフ(洞窟)
アフ・アキビのモアイから車で5分です。
欧米人に人気の観光地なのか、17:00過ぎているのにツアーバスやら車が5~6台。
なかなか賑わっています。
ゲートを通ってみたものの洞窟の入口が分からない。
どうやら、まだ先に歩いていくようです。
こんな時は、必殺のツアーガイドについて行く作戦!
メインの道から外れうっすらと残る足跡を辿っていく
決して追い抜かさないよう
ツアーの後をついて行くwww
これは!
本で見た
洞窟から1本だけ出たアボガドの木。
奇跡の大樹です。
崩れた穴から、わずかな日の光で成長したアボカドの木です。
感動しました。
メインのアナ・テ・パフの入口に到着できました。
イースター島には洞窟が沢山あります。
中でもアナ・テ・パフは、全長が4㎞もある洞窟でかつては住居や奴隷狩りの避難場所にもなっていました。
別のグループのツアー。
洞窟なんて、誰もいなと思っていたのでビックリしました。人気なんですね。
入口にはバナナの木を植えて、中に強風が入らないような工夫です。
入口で写真を撮っていたら、ガイドのグループは洞窟の奥に消えてしまい、急に心細くなりました。
洞窟の開口部は意外と広いです。
洞窟の天井部分からは、木の幹の化石が見つかっています。
かつてのイースター島はヤシの木で覆われていた証拠がこの洞窟から発見されました。
少し中に入ると真っ暗。
外国人の彼女は、怖いみたいで中に入るのを躊躇していました。
だって彼氏の携帯電話のライトだけじゃ心もとないよね。
かまどの跡も復元されています。
石組みは当時のベッドだそうです。
所々に崩落があって明かりがありますが、、、
洞窟内部は真っ暗です。
超強力なライトを持参していたので問題なし。
地下水の為に足元は、ぐちゃぐちゃです。
川のないイースター島では、地下水を飲み水に利用していたそうです。
黒い壁は、焚き火などの煤(スス)の跡でしょうか。
太陽の光がまぶしい
みんな、思い思いに撮影。
洞窟内は普通に立って歩ける高さですが、足元が悪いので疲れました。
太陽のあたる場所で少し休憩。
神秘的な空間です。
みんな奥にドンドン進んで行きますが、何も情報がないので心配です。
まだまだ先はありそですが、もう18:00過ぎているので引き返すことにします。
きっと先に出口があると思います。欧米人のみんなは戻ってこなかったので。
出口が見えてきました。
見覚えのある入口
反対側にも洞窟があります。きっとアボカドの木に続いていると思います。
が、
嫌な音がするので上を見上げると、超巨大な蜂の巣(゚д゚)
大人しく帰ることにしました。
駐車場までの道はカウボーイと一緒に。
子牛も
仔馬も可愛い
アナ・テ・パフ洞窟は、イースター島の別の一面も見られてお勧めの場所です。
明日は、イースター島の最大の見どころモアイ製造工場のラノララクに行きます。
2019年もあと1日。
また明日。