テナガエビ(手長エビ)を釣って素揚げにして食べよう (多摩川・六郷橋)

テナガエビ(手長エビ)について

日本の九州から本州にテナガエビヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビの3種が生息しています。

今まであまり気にしないで釣っていましたが、今回釣れたテナガエビを観察してみると。

この1匹、明らかに違う個体がいた。右のエビの尻尾の形や腕の部分が普通のテナガエビと全然違っていた。多分、ミナミテナガエビと思われるが、もう食べてしまったwww

また次回、慎重に観察したいと思います。

テナガエビは、汽水域の河川に生息していて夜行性です。昼間は石やテトラの隙間に隠れています。

テナガエビ釣りをするなら、夜に狙った方がたくさん釣れます。

ただ夜間、足場の悪い場所での釣りは、危険なのでご注意ください。

テナガエビとミナミテナガエビかな

テナガエビのポイントについて

毎年ゴールデンウィークを過ぎるとそろそろテナガエビの様子はどうかなぁとソワソワしてきます。

エビが大好きな私は毎年、手軽に釣れるテナガエビ釣りを楽しみにしています。

関東では、6月から9月がテナガエビ釣りのシーズンです。

今回は、多摩川下流テナガエビ釣りで有名な六郷橋付近のポイントを紹介します。

この周辺は、テナガエビの隠れ家になるテトラ帯が多く、JRと京急の川崎駅からも徒歩で通える有名なポイントです。

多摩川にある高架下のテナガエビポイント

テナガエビを探す

ポイントに到着したら、仕掛けの準備をします。

ハイシーズンになれば、普通に竿を出しても釣れますが、シーズン初めはテナガエビも少なく釣りにくい時もあります。

そんな時、私はすぐに竿を出しません。釣りたい気持ちを抑えてまず手に取るのは、強い光のヘッドライトです。

テナガエビは、昼間テトラの影に隠れていますので最初に隠れ家を見つます。

テトラでテナガエビを狙う

光を当てるとテナガエビの目が光ります。あまり長く光の当てていると嫌がって逃げてしまいます。テナガエビが集まっている場所を確認してから、テナガエビの目の前に仕掛けを投入します。

この場合、短い竿に短い仕掛けが釣りやすいです。

写真のような状態で釣りします。普通ののんびりしたテナガエビ釣りとは雰囲気が違い積極的にテナガエビを捕りにいきます。

多摩川テナガエビを釣る

仕掛けについて

毎年、5月6月になると釣具屋さんにテナガエビのコーナーができるほどの人気の釣りもの。

道糸から浮き、針のセットになっている仕掛けも売っていますから竿さえあれば釣りができますね。

仕掛けも種類が色々あって迷いますね。

テナガエビを釣る仕掛け

竿は、長くても3メートルまでの延べ竿で狙います。

2メートル位の延べ竿が市販の仕掛けと相性が良いですね。

スピニングリールが付けられるルアロッドでも大丈夫です。

手持ちの手軽なタックルで狙うことができます。

多摩川河口で釣れたテナガエビ

釣り方

玉ウキやシモリウキを使う場合、オモリが海底に付くようにウキを調整してください。

テナガエビは海底やテトラの物陰に潜んでいます。底を釣らないと全く釣れません(^_^;)

餌は赤虫を使用します。

針は専用のテナガエビ用か。タナゴ用などの小さい針でも代用できます。

赤虫の黒い部分を針先にチョンがけしてください。

その場所にテナガエビがいればすぐにウキに反応がでます。

大きい個体ならば、1分位ですぐにウキが消し込みますので竿を上げましょう。

逆に小さい個体は、針が口にかかるまでの時間が長くウキが沈む時間が長くなり釣りにくいです。

そんなときは少しポイントをずらしたりして大きいテナガエビを積極的に探しましょう。

brecolテンカラ竿で釣れたテナガエビ

一本は置き竿で狙ってみる。

置きっぱなしでも釣れますが、あまり長く仕掛けを投入していても根掛かりしたり、ゴミがひかかったりしますので10分くらいで様子を見ましょう。餌が取られていたら、チャンスです。そこには、テナガエビがいますので集中し釣りましょう。

置き竿とbrecolテンカラ竿でテナガエビを釣る

テナガエビを調理する

テナガエビは美味しいです。釣ったエビをすべて食べるわけではなく、抱卵個体はリリースしてそれ以外を頂くことにしています。

暑い時期、水に入れておくだけでは、テナガエビは直ぐに死んでしまいます。ブクブクポンプを使用してクーラーボックスに入れてあげると生きたまま持ち帰ることができますね。

さあ、調理開始。

私はジップロックに料理酒を入れてテナガエビを下処理します。

エビの口の部分に残っている黒い餌の残りなども骨抜きや竹串で取り除くと美味しく仕上がります。

テナガエビの素揚げ

水気を切ってから油の中へ

ジュワジュワ~っとあっという間に揚げられます。

泡が小さくなったら完成です(^O^)/

テナガエビの素揚げ

ビールのおつまみに最高です。

テナガエビの素揚げ

テナガエビは尾の方から口に入れましょう。

長い手が口に刺さりますwww

テナガエビの素揚げ

テナガエビのポイントでクロダイを釣る

人間が大好きなテナガエビクロダイやシーバスも大好きです。

6月になるとクロダイが釣りやすいシーズンです。

釣ったテナガエビを餌に同じポイントでクロダイを狙ってみると楽しいです。

5メートル位の磯竿やルアーロッドを使いチヌ針の上にガン玉を付ける簡単な仕掛け。

テナガエビの尻尾を針につけてください。

多摩川河口で釣れたクロダイ(黒鯛)

目の前にこんな大物が潜んでいますので多摩川河口の釣りも楽しいです。

テナガエビクロダイの二刀流に挑戦してはいかがでしょうか。

多摩川テナガエビのポイントで釣れたクロダイ

こんな可愛いテナガエビが手軽に釣れます。

多摩川河口でのテナガエビ釣り

これからの夏に向けて食べても美味しいテナガエビ釣りに挑戦していただく参考になればと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。