ヤマトイワナ とは
Salvelinus leucomaenis japonicus 学名に日本の文字が使われているイワナの固有亜種。
固有亜種は特定の地域に分布が限定されている生物になります。ヤマトイワナの他に北海道のアメマス・本州のニッコウイワナ・山陰のゴギが、イワナの亜種になります。
学術的な話は難しいですね。

ヤマトイワナを求めて
様々なブログやYouTubeをあさり、ポイントを絞っていきました。
最近は、グーグルマップの投稿写真もチェック。意外と有益な情報や写真を掲載してくれていて参考になります。
今回は、長野県に潜むヤマトイワナにターゲットを決めました。

ヤマトイワナを探す
どれだけ事前にグーグルマップを見ていても、実際の現場に行くと思っていた情報とは違っていてがっかりすることがありますね。
特に今回のようなヤマトイワナは、長野県や岐阜県の山奥に潜んでいるので車で行ける場所は限られています。
一般的に林道と呼ばれる舗装されていないような道路は、林業等で利用されていることが多く、一般車の通行が禁止されています。
だいたいゲートがあったり、チェーンがかけてありますので迷惑にならない場所へ車を停めます。
車止めから先は徒歩です。
林道がさらに続いている場合は、折り畳み自転車で移動している人たちもいます。

車止めからしばらく歩き、ようやく渓流にでました。
深い谷を越えると釣りができそうなポイントに出ました。

仲間ふたりでルアーと餌釣り(ブドウ虫)で小さな淵を攻めると早速、イワナが釣れました。
釣れたイワナを観察する。
いつも見慣れているニッコウイワナを違う。
透明感と白点がない。
この地域のヤマトイワナの特徴。

白点の無い分、オレンジ色の斑点が目立って綺麗ですね。

周りの岩や石の色に合わせて、全体的に白っぽいイワナです。

小さいヤマトイワナも釣れたので観察ケースに入れました。

20センチに満たないイワナですが、オレンジ色のヒレと控えめなパーマークが印象的でした。
特に尾びれのオレンジが、個人的に気に入っています。

初日は、車移動の疲れもあったので、早めに切り上げテントで就寝zzz
翌朝は、少し下流の川幅が広い場所からスタートしました。

ここで釣れたのは、背中が少し緑っぽいイワナでした。
少し川を変えただけでイワナの模様が変化して面白いですね。

下の写真は、普段見慣れたニッコウイワナです。
背中から尾びれに見られる白点が特徴的です。
パーマークも白点に邪魔されているのか、はっきりわかりませんね。
ヤマトイワナと比べると姿形は似ていますが、体色がはっきりと違いますね。

次に同じ淵で釣れたヤマトイワナとアマゴを比べてみます。

イワナが細身なのに対してアマゴは体高があります。
体高がある分、アマゴのほうが遊泳力が強く釣りとしては引きが楽しめます。
イワナは石の下に隠れやすので細身ですね。
逆に、眼の感じや尾びれの形や色は、ほぼ同じに見えますね。

初チャレンジで無事にヤマトイワナと出会うことができました。
事前にしっかり調べ、さらに現地での情報収集がとても大事です。
是非、美しいヤマトイワナに会いに行ってください。
渓魚は日本らしい魚ですね。

今回も綺麗な渓と魚たちに癒されました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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