朱鞠内湖について
旭川市から車で北に1時間半
日本最低気温のマイナス41.2℃を記録した幌加内町母子里がある人造湖です。
朱鞠内はアイヌ語で「狐の川」を意味し、動物や植物など美しい自然がそのまま残されている地域です。
私は過去4回朱鞠内湖に訪れ、イトウ釣りを楽しんでいます。

冬の朱鞠内湖でのイトウ釣り
5月の中旬になると朱鞠内湖の周辺も雪解けが進み、幻の魚、イトウ釣りが盛んになります。
3回目のチャレンジでイトウを釣ることができた私は、冬も氷上の穴釣りでイトウが釣れることを聞き、真冬の2月に朱鞠内湖を再訪しました。

朱鞠内湖の釣りに関してはこちらのサイトをご確認ください。
入漁券を購入してポイントまでは、スノーモービルで送迎してくれます。
釣り用テントがあれば、吹雪も防げて暖かくて安心ですね。
我々にはないけど、、、羨ましい~

本日のポイントに到着。「ふじわらきた」~
看板の脇に専用のアイスドリルが設置されています。

まずは、氷に穴を開けるために雪かきから。
北の男たちは雪かきに慣れていますが、私は必死。
膝まである雪は歩くだけで一苦労、何も考えずに荷物を放り投げると、降ってくる雪ですぐに埋もれてしまいます。

湖岸からの傾斜を考えて魚の通り道を想像して氷に穴を開けます。
冬の朱鞠内湖の氷の厚さは90cm!!!
一つの釣り穴を開けるだけで汗だくです。
汗は、すぐに冷たくなるのでタオルで直ぐに拭きましょう。
イトウの餌となるワカサギ を釣る。
岸から1メートル間隔で穴を開けてワカサギを狙います。
上手くワカサギの群れに当たり、イトウの餌と人間の食料もキープできました。

釣れたワカサギ を餌にイトウを狙う
ナイロンライン3号を巻いたリールに中通しおもり6号+ハリスはフロロカーボンライン3号を50cm、針は丸セイゴ18号(カエシはペンチで潰しています)
釣れたワカサギを針に付けて底から1メートル上を狙います。
鈴を付けて大型トラウトからの反応を待ちます。
う~ん
全く鈴はなりません、、、
12時近くになり、お腹が空きました。
今日のランチは、釣れたてのワカサギにエビの天ぷら&豚肉丼などなど(^O^)/
北の男たちは、雪上の寒い中でも豪華な食事を用意してくれました。

ついに現るフィッシュイーター!!
美味しいランチで気合いを入れなおし。
生きのいいワカサギに餌をチェンジすると
けたたましく鈴が鳴った。
上がってきたのは、40センチのアメマス。サケ科のイワナの仲間です。
大型魚を狙っている我々にとって小型な魚ですが、皆のテンションが一気に上がる一匹になりました。
さぁ、まだまだ釣るぞぉ~

午後1時
アメマスの興奮の中、再び鈴が鳴り竿が氷上に引き込まれる。
大興奮の中、釣り上げたのは60cmのイトウ。
ついに極寒の朱鞠内湖で幻の魚、イトウを釣り上げられました。
やっぱりイトウは特別な魚。

こんなに寒く過酷な条件で出会えた一匹。
釣れてくれた魚たちに感謝です。

写真撮影後、アメマスもイトウもリリース。
元気に朱鞠内湖へ戻っていきました。
朝7時から釣りはじめてお迎えの約束の15時。
ちゃんとスノーモービルが来てホッとしました。
電波の通じない場所での不安な釣り、お迎えが来なかったら、どうなるんだろう(笑)
と思いながらの8時間。
途中の吹雪に耐えた8時間。
みんなの力で釣り上げたイトウは、忘れられない思い出になりました。

過酷な釣りを終え、無事に生還できた我々の目に入ってきた看板。
また、いつか戻って来よう。

冬の朱鞠内湖の釣りは、とても厳しいです。
しっかりと防寒対策、防風対策をしてチャレンジしてください。
きっと見たこともない景色に出会えることでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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