今回のメキシコ旅行でどうしても行きたかった遺跡がパレンケ。
メキシコ中央部のジャングルの中にある遺跡ですが、飛行機が2便しか飛んでいないんです。
色々調べた結果、メリダから夜行バスでの移動を覚悟し決行しました。
結果、メリダを夜の22時に出発してパレンケのバスターミナルには朝6時に到着。
道路状況も悪いためバスは揺れました。景色が見られると思い一番前の座席を予約しましたが、フロントガラスに日除けがあるため何も見られませんでした(涙)
ほとんど寝られませんでしたが、無事にパレンケの町に到着できたので良しとしましょう。
まだ薄暗い中、ホテルまで歩きました。
バスターミナルからホテルまで10分くらい。
ホテル・シャブリ・パレンケ
翌日朝7時に出発するまでツインで9,000円
このホテル周辺は、レストランや他の良さそうなホテルがあって安全な地域でした。
お腹が空いたので早速ホテルのレストランで朝食。
夜行バスのダメージが残っていますが、ミニバスに乗ってパレンケ遺跡に向かいます。
遺跡まではミニバスで20分。200円です。
ミニバスの出発地点が分かりにくいです。
地図のホテルLacandonia前にChambali社の白いワゴン車が停まっていたら、運転手さんに確認してみてください。
私は運転手さんの隣の座席になりました。
朝も早く車のスピードも速かったので、景色を眺めている間に到着。
パレンケ遺跡のチケット売り場。
一人600円です。
チチェンイツァ遺跡のカラッとした暑さとは違い湿度が多く蒸し暑いです。
南の地域に移動してきた実感があります。
入口にお店がありますので水分を購入しましょう。
私は念のためホテルから水を持参しました。
遺跡内に売店はありません。
南国な雰囲気を進んで行きます
この遺跡は、7世紀に栄えたマヤ文明の遺跡です。
パレンケ遺跡を有名にしたのが、1952年に碑文の神殿から発見されたパカル王のお墓。
石棺の蓋に描かれたレリーフと王の顔に付けられていた翡翠の仮面。
高校生の時に初めて目にしたとき、宇宙船を操縦する人を想像させる石棺のレリーフにワクワクしました。
どうですか?
このレリーフ。
12歳で即位したパカル王は亡くなるまで68年間パレンケを統治しました。
絶大な信頼を得ていた王様だったに違いありません。
メキシコシティの国立人類学博物館にある復元されたお墓をみるとその大きさに圧倒されます。
そして本物の翡翠の仮面も楽しみです。
あぁ、
目の前に碑文の神殿。ようやく辿り着いた。
入口から頭蓋骨の神殿・赤の女王の神殿・碑文の神殿と並んでいます。
頭蓋骨の神殿
見落としがちなウサギの頭蓋骨のレリーフ。一番上の白い柱の根元にあって少し離れないと見えません。
かなり望遠で撮影しています。
ウサギと言うよりプレデターですね!
パレンケ遺跡の嬉しいところは、登れます。入れます。
残念ながら碑文の神殿は公開されていませんが、隣の赤の女王の神殿に入ってみましょう。
外が蒸し暑いので中は少しひんやりしています。
綺麗なマヤの建築技術、石の重量を三角にすることで分散しているようです。
この遺跡の名前の由来になったお墓。
1993年に発見されましたが、誰のお墓かわかっていません。
石棺は水銀朱で赤く染められ埋葬されていた女性の遺体も赤く装飾されていました。
左隣の碑文の神殿が、パカル王の墓なので妻のお墓だったかもしれませんね。
外に出て宮殿に向かいます。
立派な塔です。
4辺は東西南北を向いており天体観測場だったのではないかと言われています。
綺麗な天井はマヤアーチと言われています。
所々に1400年ほど前の当時の色彩がそのまま残っています。
日本の古墳時代の遺跡に普通に見学できるは嬉しいです。
戦士か神官のレリーフでしょうか。
宮殿から碑文の神殿方向を眺めながら休憩。
10時を過ぎて益々暑くなってきました。
こちらは、太陽の神殿。
屋根の装飾がまだ綺麗に残っています。
だんだん足がしんどくなってきました。
そして十字架の神殿に登ります。
神殿内部にある「タバコを吸う老人」のレリーフ。
何を表しているのでしょうか。不思議ですね。
シャーマンのような存在だったのかもしれませんね。
十字架の神殿から碑文の神殿・宮殿方向を眺める。
遺跡内では現地の方がお土産を持ち込んで売っていました。
自分の誕生日を伝えると該当する月のマヤ文字をペンダントにしてくれます。
いい記念になりますね。
小さいながらもパレンケにも球技場がありました。
芝生が気持ち良かった。みんな暑いから木陰で休みながら観光~
夜行バスのダメージ+日差しでだんだん疲れてきました。
でも、こんな急な階段もついつい登ってしまう。
見晴らしがいいですから。
帰りは、入ってきた入口の反対から帰ることにしました。
こちらのルートはジャングルの中を通ります。
一般的には最初のゲートに戻ってバスに乗ってください。
高台になるパレンケ遺跡から山道をくだります。
川沿いに遊歩道が整備されていますが、こちらのルートはほとんど観光客が居ないです。
探検気分が味わえますよ。
ジャングルに埋もれかけの遺跡があったり、つり橋があったり楽しいです。
15分程度でミニバスの走る道路にでます。
9時から12時まで遺跡観光しました。
帰りも途中でミニバスに乗ってパレンケの町に帰ってきました。
少しお散歩。
街中の屋台を覗いてみるとタコス!1個60円。
パクチー嫌いなのですが、全く気にならない。
豚肉との相性がバツグンで美味しかったぁ
ホテルに戻って昼寝しました。
昨日は夜行バスで睡眠不足だったので(^_^;)
夕方目を覚ますと物凄いスコールが降っていたので、夜もホテルのレストランで頂きました。
海外旅行で食欲が無くなった時にお勧めグルメがスープです。
こちらのスープ、ライムの酸味と細切りにしたフライドポテトの食感が絶妙に美味しい。
食後のお散歩。
パレンケの町も安全だと感じました。
暑かった昼間に比べて、雨上がりで気持ちがいいです。
夜の22時ですが、GoogleMapで目を付けたCafeを発見。
カフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)とチョコレートコーヒーを頂きました。
長い一日を可愛いカップに淹れられた優しいコーヒーで締めくくり。
明日も一日グアナファトまで大移動の日
無事に到着できますように
おやすみなさい。