東京湾でドチザメを釣る。(東京都レインボーブリッジ)

ドチザメとは?

河口や湾内などの水深の浅い海に棲息しています。

北太平洋の北西部の、日本だけでなく韓国や中国にも分布しています。

5歳から7歳で成熟して寿命は、15年から18年との記述があります。

獰猛なイメージの強いサメですが、世界には500種以上・日本近海にも130種ほどがいます。その中で人間を襲うといわれている種は全体の1%にも満たない程度です。

アジア圏ではフカヒレを食する文化があるため、重宝されていますが、世界的にみるとサメは絶滅のおそれのある生物として考えられており、保護活動や漁業の制限を設けていたりします。

私もサメを愛する一人として釣りをする上で、サメだけでなく生物全体に対して丁寧に扱い、真摯に向き合いたいと考えています。

 

東京湾奥にサメがいる( ゚Д゚)

数年前より東京湾内でドチザメの釣果報告を耳にするようになりました。

そして昨年(2022年)に友達がビックリするようなポイントでドチザメを釣り上げてくれました。

ご存知、レインボーブリッジ!!!

芝浦をとお台場を結ぶ全長800メートルの吊り橋。今年で20周年になりますね。

レインボーブリッジは車や電車だけでなく徒歩でも渡れます。

東京湾が一望できて楽しいですよ。

東京湾レインボーブリッジ

今回は、ゆりかもめ鉄道の芝浦ふ頭駅から徒歩で5分の芝浦南ふ頭公園にお邪魔しました。

真上にレインボーブリッジあって不思議な感覚になります。

トイレも自販機もあり、近くにコンビニもあります。

開園時間は、午前8時から午後9時までです。

入り口のゲートが閉められてしまいますから、帰りは少し早めに退場しましょう。

レインボーブリッジ 芝浦南ふ頭公園の入り口

対岸のお台場や、都内の景色が一望できて気持ちの良い釣り場です。

芝浦南ふ頭公園全景

芝浦南ふ頭公園とレインボーブリッジ

投げ釣りは可能な公園ですが、ルアー釣りは禁止となっています。

また、小さい子供やお散歩・ランニングでの公園を利用する人もいますのでキャストするときは後ろに注意しましょう。

東京湾に映える釣竿

サメを釣る仕掛けについて

写真を撮ってみましたが、分かりにくいですねm(__)m

竿:タマンや鯉・石鯛用の竿

リール:5000番以上の投げ釣り用

ライン:PE5号から10号

リーダー:ナイロン80号

ハリス:ワイヤー#36S 1m

針:クエ20号・タマンやマグロ用

餌:新鮮な鯖の切り身

おもり:20号から40号

捨ておもり式か中通し式で仕掛けを作成しています。

もっとライトな仕掛けでも十分、釣り上げることは可能ですが、相手は、150センチにもなるサメなので、私は強めのタックルで確実にキャッチすることを前提にしています。

ドチザメ釣り仕掛け

ドチザメの釣り方

ドチザメは、基本的に夜に釣れることが多いです。

ですが、冬の時期の東京湾は昼間でも釣れます。

どんなタイミングで釣れるのか、正直まだ分かっていません。

二人で一日やって最高11匹ドチザメを釣ったこともあります。

勿論ボウズ(0匹)の時もありました。

レインボーブリッジとドチザメ

サメのあたりは一気に走ります。

リールのドラグはユルユルに設定して竿に鈴をセットしておけば、サメのアタリに素早く反応できます。

竿を持ってリールのドラグを締めた瞬間に思いっきり合わせてください。

サメの重さがと引きの強さが伝わってきたら、タックルと自分の体力にあわせてドラグを調整しましょう。

サメが左右に走るようならば、別の竿と絡まってしまうので友達に回収してもらいます。

 

やっぱり、夜景の綺麗な場所なので夜&サメの写真は最高です。

夜のレインボーブリッジとドチザメ

正直、一番大変なのが取り込みです。

タモ枠が60センチの大きなタモ網を使用すると良いです。

レインボーブリッジ下で釣れたドチザメ

ドチザメの観察

サメの皮膚は、楯鱗(じゅんりん)と言われザラザラしています。

触っても痛くはなく独特な皮膚をしています。

1匹1匹の模様がそれぞれ違っていて黒い斑点が特徴的です。

ドチザメ3兄弟

瞳は羊のように横長です。

海底で生活し餌を探しているので左右が見やすいようになっていると思われます。

ドチザメの目

 

ドチザメの歯

細かく鋭い小さな歯がたくさんありますね。

ちょっと触っただけでも怪我をしそうなので針を外す時などは、大型のペンチを使用してください。

口は意外に小さく見えますが、下に広がります。大きなアジやサバ・蟹を餌にしていると思います。

ドチザメの口と歯

恐怖の外道

ドチザメ釣りの外道はアカエイです。

強烈なエイの引きは楽しめるのですが、大型のアカエイはタモ入れが大変です。

そして何より、しっぽにある毒針が恐ろしいです。

可愛そうですが、安全のためにペンチで毒針をカットしてください。針を外したり、リリースを安全に行えます。

また、ドチザメアカエイのアタリは、大きく違います。

サメは一気に走りますが、アカエイのアタリは鈴の音で「チリン・チリン」位で一度、止まります。仕掛けに大きなヒレがぶつかって竿に反応がでるからです。

アカエイのアタリが出た場合は、直ぐにラインを数メートル巻くか、仕掛けを回収して再投入してください。

レインボーブリッジ下で釣れたアカエイ

普段は、人の多い釣り公園。

釣り人の少ない冬だからこそ、暴れまわるドチザメ釣りを楽しんでは、いかがでしょうか。

きっと公園の人気者になれますよ。

ライトアップされたレインボーブリッジ

ハゼも良く釣れるポイントです。何より、景色が綺麗です。

ゴミは持ち帰り、公園のルールを守って楽しみましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

荒川温排水でハクレン(レンギョ)を釣る。

毎年、冬になると釣りのターゲットが少なくなりますね。

コロナで海外釣行が制限されてしまうと益々、釣りものが無くなってしまう。

そんな中でも熱いターゲットをご紹介します。

都会で気軽に大物とファイトできるハクレン釣り。

楽しいですよ。

ハクレンについて

荒川で釣れたハクレン(レンギョ)

中国原産の淡水魚でレンギョとも呼ばれています。

食用として持ち込まれましたが、日本で普及はしませんでした。

本場の中国では蒸し物、から揚げ、スープにして食べられているようです。

特に荒川のハクレンに関しては、臭い匂いが強いので食用には適さないです(^_^;)

また、6月から7月の産卵期に利根川でみられる集団での産卵行動による大ジャンプは時にニュースで取り上げられたりします。

数年前までは、この時期にハクレンも禁漁期間が設けられたりしていましたが、現在はなくなっています。

 

ハクレン釣り場・ポイントへ

ハクレン(レンギョ)釣りのポイントへ

私は電車移動なので都営三田線西高島平駅から徒歩でポイントまで向かいます。

笹目橋を渡って、途中のコンビニに立ち寄っても30分位で目的地の荒川温排水につけると思います。

 

ハクレン釣りの準備

ポイントに着いたら早速、練り餌の準備をしましょう。

使う練り餌は、ズバリ!!

マルキューのマッシュポテト徳用です。

バラけるのが早かったり、練り込みと餌付けがやりにくい場合は、粘りの強いマッシュダンゴをブレンドすると使いやすくなると思います。

初めはしっかり計量カップを使用して、袋に書いてあるように練り餌を作ってください。

ハクレン(レンギョ)釣りのマッシュポテト餌

針は鯉に使用する大き目のものを使用します。

リリース前提の釣りなので、カエシは潰します。

ハクレン(レンギョ)釣りの針

ハリスは、2~3号を30cm。

私は、1本針で釣りしますが、2本針の段差仕掛けもアタリが少ない時には有効です。

リールと道糸ですが、普段使用している1500~2500番台のリールにPE2号リーダーライン3号が安心できます。

釣竿ですが、ミディアムクラス3メートル位のシーバスロッドが良いです。

 

ハクレン(レンギョ)の釣り方

ハクレン(レンギョ)釣り場

仲間と行くときは、離れずに釣り場を設けます。

マッシュポテトでハクレンを寄せますので、密集していた方が練り餌の効果が強まります。

それぞれウキの棚を変えたり、投げる距離を変えたりすれば、ハクレンのアタリが多くなりますね。

マッシュポテトはピンポン玉より少し小さい位の大きさで針に付けてください。

ハクレン(レンギョ)釣りの様子

ハクレン釣りで大事なのが、ウキです!!!

最初、私は安い300円程度で売っているウキを使用していましたが、直ぐに壊れるので辞めました。アワセを強く大きくしますし、何よりハクレンの引きがもの凄いのでバルサ材のウキは壊れやすくなります。

1000円程度でボディがしっかりしているウキがお勧めです。

ハクレン(レンギョ)釣りのウキ

大きなハクレンですが、アタリは繊細です。

ウキの1メモリの勝負(^O^)/です。普通にウキが消し込むようなアタリは1日1回位しかありません。

ウキが横に動いたり、ウキの周りに泡が出たりしたら、ハクレンが近くに集まっていますから集中しましょう。

強いロッドを使用していますが、大きなハクレンの引きは強烈です。

しっかり、ドラグを調整して竿を立ててファイトしましょう。

ハクレン(レンギョ)のファイトシーン

最後まで気を引き締めてファイトしてください。

タモ入れも慎重にしましょう。ハクレンの頭から掬います。

ハクレン(レンギョ)釣りのタモ入れ

 

ハクレン(レンギョ)釣りの楽しさ

ハクレン(レンギョ)の大きな口です。歯はありません。

大きな口で植物性のプランクトンを食べています。餌にするマッシュポテトをパクパク食べますが、こんなに大口なのに釣りのアタリが小さいのが不思議ですね。

ハクレン(レンギョ)の大きな口

ハクレンの顔です。可愛いですね。

顔のバランスで目が下の方にあるのが、特徴的です。

魅力的なハクレン(レンギョ)の顔

ハクレンの身体はヌルヌルの粘膜で覆われています。ハクレンの身体を守っている粘膜です。撮影時はビニールシートを敷いて水をかけて魚体をフォローしてください。

ハクレン(レンギョ)釣り撮影の様子

素早く撮影したらリリースしましょう。

ビニールシートの両端を仲間と持って丁寧に水の中へリリース

ハクレン(レンギョ)釣りのリリースシーン

大きな身体に似合わない繊細なウキ釣りが楽しいです。

都内で気軽にできる大物釣り。中には1メートルを超えるハクレンもいます。

是非、チャレンジしてみてください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ハクレン(レンギョ)の全身写真

 

江戸前ハゼをルアーで釣る。ハゼクラに挑戦!(千葉県 江戸川河口)

釣りをしない方でも知っている東京湾を代表する魚であるハゼ。

今回は、江戸川河口でマハゼのルアー釣りを紹介させて頂きます。

 

ハゼを知る

日本では、北海道から九州まで棲息しています。意外と広い地域に棲息しているんですね。最近では、船のバラスト水(大型船がバランスを取るために海水を船に入れています)と一緒にアメリカ大陸やオーストラリア大陸にも広がっています。生命力の強い魚ですね。

 汽水域の砂泥底で生活しています。釣りのシーズンとしては、7月から10月です。その年に生まれたマハゼが大きくなって秋になると15センチ程度に成長します。

 冬の間は、水深の深い場所に移動してしまうので投げ釣りでないとマハゼを釣るのが難しくなります。冬のマハゼ釣りも良いポイントに当たると大型マハゼが釣れたりして面白いです。

 大型に成長したマハゼは、春に浅場に戻ってきて産卵します。オスは穴を掘った巣の中で卵を守ります。マハゼは1年魚なので産卵後にその生涯を終えます。

江戸前マハゼ

 

ハゼ釣りポイント

東西線原木中山駅から西に15分程度歩くと江戸川土手に到着します。

見晴らしの良い土手から江戸川を眺めています。

船着場の回りは、船の出入りがあり、波が高くきたりしますので避けましょう。

江戸川河口ハゼ釣りポイント

ポイントはこんな感じの場所です。

最盛期は、餌釣りの方も沢山います。

ハゼのルアー釣りでは広範囲に探って行くので1箇所にこだわらずに空いているポイントをガンガン攻めて行きましょう‼️

江戸川河口 橋ゲタ下のマハゼ釣りポイント

 

水の中はこのような感じで砂泥に牡蠣殻が混じっています。

牡蠣殻が根がかりの原因になりますので少ない場所が釣りやすいです。

マハゼ釣りポイントの川底

ルアーについて

 定番の小型のクランクベイトルアーを用意してください。

8月にもなると釣具屋さんで専門コーナーでハゼクランクを売っているお店もあります。

探してみてください。

反応の良いカラーは、赤金、黒金のキラキラしているルアーが釣りやすいです。

定番ハゼ用クランクルアー

フックのチューンについて

市販品でのハゼルアーのフックを変更します。

餌釣りに使う赤い針を用意下さい

アシストフックの赤ハゼ針

スプリットリングにハリス止めのついたサルカンを付けます。こうすると簡単にハリス付きの赤ハゼ針がセットできます。

ハゼクラ用のフックチューン

ルアーでの釣り方

写真のように潮が引いている干潮の時間から始めるのが良いです。

ハゼは満潮と一緒に浅場にきます。

ルアーを引いてくるとその後ろにハゼがついてくるのが見えるので楽しいです(˶ᐢᗜᐢ˶)

干潮時の江戸川河口

水の中に入って釣りをするのが気持ちいい。

牡蠣殻が多い場所なのでしっかり足を覆える靴を履いて釣りしてください。泥で足が埋まるかもしれませんから、ライフジャケットも用意も大事ですね。

江戸川河口のハゼ釣り風景

水中でのルアーの動きです。

ランクルアーを使用することでリップが底に当たって根掛かりを回避できます。

また、フックをハリス付きに変更したことでフックが根掛かりした場合には、大事なルアーだけは回収できます。

 

水中でのハゼ用クランク

キャスト後、竿を真っすぐ正面にやや上げ気味に構え、ゆっくりルアーを巻いてきます。ルアーが底に当たるか当たらないかのスピードです。違和感があった場合は、巻くのを止めてください。クランクルアーはフローティングなので根掛かりする前に浮き上がりますから、嫌な根掛かりを回避できます。

クランクにヒットしたマハゼ

マハゼは可愛いですね。

好奇心旺盛な魚なのでルアーにもアタックしてきます。

クランクにヒットしたマハゼ

ルアー操作に慣れくれば、シンキングルアーでも釣れます。

色々なルアーで釣りするのは楽しいですね。

シンキングミノーにヒットしたハゼ

ハゼと言えば天ぷら!

釣りたてのマハゼをその場で揚げてみました。

ハゼの天ぷら

秋の空にススキと天ぷらハゼ

深まる秋とマハゼの天ぷら

是非是非、ハゼルアーにチャレンジしてください。

釣れねぇ~

と思ったら、針にミミズやゴカイをちょこっと付け足してみてください。

めちゃめちゃ釣れますwww

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

伝説の魚 タキタロウを釣る 2022年(山形県鶴岡市 大鳥池)

タキタロウの名前を初めて目にしたのは漫画「釣りキチ三平の「O池の滝太郎」の巻。大好きな漫画で子供の頃にワクワクしながら読んでいました。本当にそんな魚がいたら、いつか挑戦してみたいと誰もが思ったでしょう。

私もそんな一人です。

 

大人になって調べてみる「O池の滝太郎」の話には実話があって、本当に伝説の魚が存在していることが分かりました。

その伝説のタキタロウが棲息するのは、山形県鶴岡市朝日連峰にある大鳥池

標高960メートルの山上にあって登山をしなければたどり着けない。やはり、伝説の怪魚を釣るには、相当なハードルがありそうだ。

 

タキタロウとは

イワナの仲間であると思います。

松森胤保の『両羽博物図譜』魚類図譜川魚部

滝太郎に名前が文献に書かれたのは、山形県の動植物を記録した松森胤保の『両羽博物図譜』(1885年)。昔に書かれた文献ですが、詳細なイワナの描写とともに「大物を滝太郎といい五尺、、、」と書かれています。五尺って150センチ!!!

 

タキタロウを求めて

2013年夏、満を持して同行してくれる仲間を集い、伝説の魚タキタロウへの挑戦が始まった。未知なる魚を求めてワクワクしました。

 

タキタロウの玄関口 朝日屋旅館

目指す大鳥池に登山する場合は、登山道の玄関口にある朝日屋旅館さんで挨拶と入漁券を購入しています。

 

すぐお向かいには、タキタロウ館もあります。

タキタロウに関する資料が展示されていて、テンションが上がってしまいます。

タキタロウ剥製

タキタロウ捕獲個体記録

大鳥池に向けて登山開始

朝日連峰にある大鳥池に向かう登山道にある吊り橋

 

普通の登山マップにある大鳥池までの所要時間は3時間となっています。ただ、3日分の食料と大量に釣り具を忍ばせたザックでの登山では、大体4~5時間かかります(^_^;)

 

伝説のタキタロウが潜む大鳥池

重いザックを背負ってようやく到着。美しい山上湖が疲れを癒してくれます。

磐梯朝日国立公園 大鳥池

 

私の好きな言葉「自然を愛し、自然に学ぼう」。

鏡のようなタキタロウの棲息する大鳥池

伝説のタキタロウを釣る

大鳥池ポイントマップ

 

経験上、作成したタキタロウポイントマップです。

①が足場の良い水門前のポイントです。6月のシーズン初めには、ヒメマスが多く釣れます。

釣り場の広いポイント②を目指します。途中、危ない道もありますのでご注意ください。

大鳥池東沢への道

タキタロウ山荘から20分ほどで流入河川の東沢に到着です。

大鳥池東沢

写真の時は、大鳥池が大減水したときのものです。ここまで減水することは滅多にありません。急深になっているブレイクの攻略がタキタロウへ道と考えています。

 

ポイント③ 以東岳直登ルートから大鳥池側に道を外れ、尾根越えすると流入河川の中ノ沢にたどり着けます。相当な覚悟がないと到着できませんが、イワナのパラダイスです。

 

大鳥池西側ポイント

ポイント④ タキタロウ山荘から右側に進む道から大鳥池を歩きます。一番奥まで進むと崖になっていて進めません。ただタキタロウは水深の深い場所に棲息していますので期待が持てるポイントです。

 

タキタロウ山荘の夜

1日の釣りの疲れをタキタロウ山荘で癒します。1泊1500円です。土日は管理人さんが常駐しています。消灯の20時までは、電灯もあり快適に過ごせます。

タキタロウ伝説の産みの親、佐藤管理人がいらっしゃれば、タキタロウの話も聞けます。楽しいですよ。

以前に私の聞いた話です。

youtu.be

長い間、大鳥池周辺の自然を守っていただいてる佐藤管理人の話は、嘘がなく真実を語ってくれます。

 

2022年現在、今年も10回目のタキタロウにチャレンジしてきました。残念ながら、タキタロウは釣れませんでしたが、いつも日か伝説が現実になる日を夢見ています。

 

最後にタキタロウ(仮)www

2019年に釣り上げたイワナ50センチです。これを超えるまだ見ぬ大物が大鳥池には潜んでいます。

大鳥池イワナ

ぜひ、タキタロウを釣りに山形県鶴岡市大鳥池に遊びに来てください。

一緒にタキタロウを釣りあげましょう(^O^)/

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

日本海に怪魚あぶらぎっちょを追う!!!(新潟県佐渡島) 

今年の夏も暑かったですね。

私の夏休み後半にどこに行こうか迷っていると、友人から

佐渡島に来ませんか?」

とお誘いがありました。

そういえば、20数年前に訪れてから行ってないなぁ。

佐渡と言えば金山とトキ(鳥)しか思い浮かばない。

 

私 「何が釣れるの?」と相変わらず釣りのことばかり。

友人「チヌ」

  「シーバス」

  「マゴチ」

  あとは「あぶらぎっちょ」ですかねぇ~~~

私 「あぶらぎっちょ( ゚Д゚)」って???

 

いざ佐渡島

初めて耳にする得体のしれない魚に思いを馳せながら、佐渡を目指す。

話を聞くと あぶらぎっちょを釣るに道具や仕掛けは要らない。

餌はイカの切り身で釣れるとのこと。

 

名前から想像するに油のようにヌルヌルし、ぎちょぎちょした魚。

私の頭の中では、こんな邪悪な顔をした あぶらぎっちょが頭の中を占領している。

実際、どんな魚なのかワクワクするので事前に調べることなく現地へ向かった。

 

あぶらぎっちょを釣る?

あぶらぎっちょは海水魚なので釣り場は海岸でした。

砂浜ではなく5センチ位の小石からなる日本海

途中のスーパーマーケットで購入した冷凍イカを解凍して釣り?の準備をする。

何と

釣りの道具は手だけ。

イカを1センチ位にちぎって手の平で握る。

友人に言われるがままにイカを握った手を石の間に潜り込ませる。

うわぁ~~~

何だか

モゾモゾしてきた。

これが

あぶらぎっちょ

なのか???

想像するに今、私の手の中には、たぶん何かが3匹位、蠢いている。

確実に手の中のイカをかじりにきている。

が、

時折、間違って私の指をかじっているぞ(^_^;)

痛くはないけど、恐ろしい。

何がいるんだろうか?

エイリアンの子供にお腹を食い破られるシーンが頭の中をよぎる。

 

意を決して

ギュッと手を握りしめて水からあげてみた

でたぁ~~~

恐る恐る手のひらを開けてみるといた。

ミミズのようなゴカイのような何か。

想像よりグロテスクな あぶらぎっちょ が自分の手の中にいた。

 

あぶらぎっちょ (ミミズハゼ)とは

捕れたあぶらぎっちょを観察してみます。

大きいもので10センチ位。

ウナギのようなツルツルな感じでよく見ると可愛い。

本当に可愛いか

どアップにしてみる

う~ん

可愛くはないか、、、(^_^;)

目と口の間にあるのは、鼻なのか???

シャクレ口は好感が持てるなwww

謎が深まる。

こんな時は、Wiki先生に聞いてみる。

 

スズキ目ハゼ科ミミズハゼ属

小型種で全長4 cmほど、大型種で全長10 cmほどである、

体に鱗はなく、皮膚はヌルヌルした粘液で覆われる。

ミミズハゼ種群、イドミミズハゼ種群、オオミミズハゼ種群、ヤリミミズハゼ種群、ナガミミズハゼ種群の5つに大きく分けることができる。

小さなゴカイヨコエビなどを捕食する。

確認されているだけで日本には、15種が分布しているが、それらの種分化についてはまだ研究が進んでいる最中で、将来的には20種類を超えるとも云われる。

 

なるほど

なるほど

もしかしたら、今回、採取した個体は新種かもしれない~(*´▽`*)と新しい夢が広がりました。

ミミズハゼについて調べていると、北海道から鹿児島まで広く分布しています。

さらに、私の住む東京の隣、千葉県にある三番瀬でもミミズハゼは棲息しています。

潮干狩りの時に石や貝殻をひっくり返すとミミズハゼが発見できるかもしれませんね。

な~んだ、日本海までいかなくても電車で見つけられたのかもなぁ。

 

wiki先生、勉強になりました。いつもありがとうございます。

話をあぶらぎっちょ捕獲に戻します。

で結局、あぶらぎっちょ釣りは面白い。

ほんとに面白いです。

どんだけ面白いか


www.youtube.com

 

是非是非

イカを片手にチャレンジしてみてください。

子供も大人も笑顔になれる釣りですよ。

沢山取れました。

ちょっと食べてみたかったけど、今回はすべてリリース。

日本海で必死に生きている あぶらぎっちょは不思議な魚でした。


www.youtube.com

日本中に棲息していそうなので全国的に調査を続けてみたいです。

今後、海岸線で片手を海に突っ込んでいる大人を見かけたら、あぶらぎっちょだなとニヤリとしてくださいね。

 

絶滅したトキを追う

あぶらぎっちょに向かう道中。

私  「そういえば、トキって絶滅したんだよねぇ」

友人 「普通に居ますよ」

私  「えっ( ゚Д゚)」

友人 「朝夕、田んぼに居ます」

私  「見たいよ」

 

そして移動の車の中で田んぼにくぎ付け。

鳥は沢山いるけど、アオサギやシロサギばかり。

.

.

.

友人が田んぼにいるトキを見つけてくれた。

そっと近づく

私の200ミリの望遠レンズではこれが限界でした。

見たこともない姿をした鳥

学名 Nipponia nippon   ペリカン目トキ科トキ属

2003年に最後の日本産トキが亡くなりました。

絶滅したと思っていましたが、今では繁殖活動と放鳥により佐渡島には500羽程度が生息しているようです。

美しい鳥ですね。

もう、絶滅することが、無いように見守っていきたいです。

 

帰りの佐渡汽船の張り紙に

なんだかホッコリさせられた。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

海、山、川、金山と遊べる佐渡島は最高でした。

是非、訪れてみてください。

婚姻色のカワムツ・ヌマムツを埼玉の里山で釣る。

毎日、暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は相変わらず魚を求めてウロウロしております。

カワムツを求めて~

関東でも身近な魚になりましたカワムツを探しに埼玉県の奥地?を調査してまいりました。

都内の自宅から2時間かけて目的地の河川のある駅まで向かいます。

あ~遠い 遠い(^_^;)

 

駅からバスは1時間に1本でして、、、

コンビニは駅前に1軒のみ、、、

食料と水分の確保でバスを諦め、コンビニへ直行!

結局、ポイントまで30分歩くことにしました。

たわわに穂をつけた田んぼが広がる里山の風景。

素晴らしいですね。

途中、無人販売で購入した朝どれミニトマトを頬張りながら歩きます。

農作業の方々に挨拶すると「釣りか?」と聞かれます。

このご時世に普通に会話できるのが嬉しくなりました。

 

汗だくになりながら、目的の川に到着。

事前にグーグルマップで検索していたので見慣れてしまっているのですが、現地に着くとホッとします。

釣りの前に川をゆっくり調べる。

う~ん

魚がいない。

下流で遊んでいた小学生に「魚いる?」って聞いても、「いないよ!」って言われた。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

そんなはずはないと自分を信じて仕掛けの準備。

こんな時は絶対的に自信のある玉ウキ仕掛けだ。

2メートルのロッドにスピニングリール。

1センチほどの玉ウキにガン玉B+秋田狐針3号+ミミズ3センチ

ウキ下を50センチにセッティング。

夢中で仕掛けを作っていたら、目の前にお爺さんがいた。

こんな場所で釣りする輩も珍しいようで、しばし話し込んでしまった。

どうやら、少し上に支流があり、その支流から温泉が流れ込んでいるとの情報。

なるほど。

温泉=魚いない

理由がわかれば、上流を目指そう。

 

温泉支流より上に行けば、釣れたよ。釣れた。

カワムツ(川鯥、Nipponocypris temminckii

綺麗ですね。

学名にNipponが入る魚。関東でもお馴染みな魚ですが、実は元々は関西出身のお魚です。

まぁ、いろいろな理由で関東にも棲息域を広げています。

カワムツの釣り方

こちらは、別河川でのカワムツ釣りの様子です。

身近なカワムツですが、実は警戒心が非常に強く。釣りづらい魚です。

狙うポイントは下の写真の流れが緩む場所になります。

川からも距離を取って姿勢を低くしてロングキャスト!

カワムツは居れば一発で釣れます。

ただし、1匹を釣ってしまうと他のカワムツが警戒してしまい連続で釣果を上げるのが難しい魚です。

また、暑い時期は魚も木陰や水草の影に隠れています。

下のような木陰のポイントに魚は隠れています。

上流から仕掛けを木陰に入れてみてください。

5月から8月はカワムツの婚姻色が綺麗な時期。

全身が黄色く色づいた個体は美しいですね。

また、カワムツはルアーでも釣ることができます。

3~5グラムのスプーンやスピナーがお勧めですよ。

ルアーターゲットとしてのカワムツも魅力的な魚です。

関東圏まぼろしのヌマムツを求めて

ヌマムツ(沼鯥、Nipponocypris sieboldiiと言う魚をご存じでしょうか。

琵琶湖周辺から九州にお住まいの方なら、ご存じかと思われます。が関東では無名。

それもそのはず、長い間、カワムツA型・カワムツB型と呼ばれカワムツと同種とされていました。

が、

2003年、カワムツA型と呼ばれていた個体を新和名「ヌマムツ」と命名されカワムツとは別種になりました。

埼玉の里山での釣り目的は、この「ヌマムツ」探しが本来の目的でした。

炎天下、探し回ること数時間。

暑くて暑くて諦めかけて涼しい木陰で休憩していました。

ふと川に目を向けると小魚がいました。

まさか!と思い竿を出すと

釣れた。

???

カワムツとちょっと違うぞ。

写真を撮って友達に確認する。

間違いないとの回答。

ヌマムツ同定(*´▽`*)

どんな魚でも探し求めていた魚が釣れると嬉しいですね。

後日、別河川でもヌマムツを確認できました。

カワムツとヌマムツの違いについて

カワムツ

②ヌマムツ

最近まで同種と扱われてきたように①②の写真を見ても違いが判りませんね(^_^;)

以下、いくつかの相違点になります。

・背鰭起部から側線までの鱗の数が②ヌマムツの方が多いです(鱗が小さい)。

尻ビレの分岐軟条数が②ヌマムツは9軟条と少ないです。

胸鰭ビレや腹ビレの前縁が①カワムツは黄色で②ヌマムツはピンクになります。

 

目的のヌマムツが釣れてホッとしました。

ピンク色に染まる婚姻色のヌマムツはまた来年のお楽しみにします。

 

今回、埼玉県内を調査しましたが、こんな通勤途中にある川にもヌマムツは棲息しているかもしれませんね。

身近な河川をじっくり観察してみるのも楽しいかもしれません。

 

炎天下で夢中で釣りをしてしまうと熱中症の危険を伴います。

長袖を着たり、帽子をかぶってください。

また、水分もしっかり補給して休憩しながら釣りを楽しみましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

琵琶湖のグッドファイター ハスを釣る。

毎年、夏になると琵琶湖を訪れる。

多くの魚が棲息している日本を代表する湖。

ビワマスビワコオオナマズ・イワトコナマズブラックバスホンモロコなど釣りのターゲットとしても魅力的な魚ばかり。

今回は、ルアーターゲットとしてのハス釣りと延べ竿でのコアユ釣りを紹介させていただきます。

琵琶湖について

滋賀県にある日本最大の湖です。東西で一番広い場所は22キロメートル・南北では63キロメートルあります。南の大津市から琵琶湖の北まで車で移動すると2時間近くかかります。これだけ広いと釣り場を探すだけでも大変ですね。

大阪と名古屋の間に位置し、京都に近い滋賀県は、独特の雰囲気のあるゆったりした時間の流れる街が多いと感じます。

東の長浜市彦根市・西の高島市あたりは、釣りだけで訪れるのはもったいない観光地でお城巡りや城下町散策にお勧めです。

 

ハスについて

35センチ位が最大魚でしょうか。

本来の自然分布は琵琶湖、淀川水系、福井県三方湖であるとされています。関東地方の霞ヶ浦でも釣ったことはあり、けっこう色々な場所で釣れた話を耳にしますね。

6月から8月になると琵琶湖にいるハスは産卵のために流入河川に集まってきます。

顔を隠すとオイカワにそっくりです。

琵琶湖周辺ではオイカワをハスを呼びます。区別するためにハスをケタバスと呼んでいます。

ポイント探し

狙いは琵琶湖に注ぐ流入河川です。が、その数450!!

ただ、河川は漁業権も設定されていたり、ハスの産卵行動もみられるため、釣りすることはせず、観察するようにしましょう。ハスが集まっている場所で座ってじっとしているとサケ・マスの産卵シーンのような感動的な光景が見られますよ。

最近はルアーフィッシングのターゲットとしてハス釣りも人気が出てきました。

特に土日は釣り人やレジャーの人は多いので、人影や音に敏感なハスは釣りづらくなります。

できるだけ人の少ない写真のような小さい河川のポイントを見つけてください。

ハスのルアーでの釣り方

私は、スピニングリールで7フィート(2メートル位)の竿を使用しています。

0.6から1号までのPEラインにリーダー10ポンドを1メートル。

ルアーは小型のミノーか5グラム位のスプーンかメタルジグ。

お勧めは100均のメタルジグが最高ですwww

ハスは敏感な魚と書きましたが、夏の琵琶湖は暑いです。

水遊びしながら楽しんじゃってください。

できるだけルアーは遠投してください。

ボトムに着底後、大きくアクションを付けながらルアーを引きます。

ハスはイレギュラーなルアーのアクションに反応します。

ビックリするくらいの早巻きでもルアーにバイトしてきます。

ただし、魅惑的なシャクレた口は、中々フッキングしてくれません。

フッキングしても大きなヒレを持つハスはジャンプしたり、ものすごいファイトをするのでフックの先をしっかり研いでいないとキャッチするのが難しいのです。

是非是非、ルアーターゲットとしてのハス釣りにチャレンジしてください。楽しいですよ。

食べて美味しいコアユ釣り

今回のもうひとつのターゲット コアユ。

鮎は普通、孵化後に海を目指し夏になると川に遡上してきますが、琵琶湖の鮎は陸封型で一生を琵琶湖で過ごします。流入河川に遡上する個体は大きくなりますが、琵琶湖で釣れる鮎は10センチほどにしか成長しません。

コアユの釣り方

河川でのコアユ釣りは漁業権が設定されている場合があります。ご注意ください。

河川の方が釣りやすいですが、ハス釣りと同じポイントでも十分釣れます。

延べ竿に市販の鮎用サビキをセットします。

関東地方では見慣れない仕掛けですが、琵琶湖周辺の釣具屋さんでは色々売っています。

もう一つ重要なアイテムが撒き餌。

これまた関東では見られないシラス餌。

不思議ですが、このセットで鮎が入れ食いです。

偏向サングラスで湖をのぞくと小さな鮎の群れがキラキラ泳いでいるのがわかります。

群れの進む方向に仕掛け投入するとサビキにかかります。

石の苔を食べているイメージが強い鮎ですが、小さいコアユはミジンコを食べているのでこのような釣り方が生み出されたのかもしれません。

面白いですね。

コアユはそのまま塩焼きでいただきました。

小さくでも普通の鮎と変わらない美味しさ。頭から尾まで全部食べられます。

コアユ釣りも琵琶湖では人気のある釣りです。だって美味しいから。

今回は琵琶湖で大好きなハスとコアユ釣りをご紹介させていただきました。

2魚種とも楽しい釣りなので参考にしてみてください。

琵琶湖の夕暮れも最高です。

是非、訪れてください。

 

最後まで御覧いただきありがとうございました。