日本三大怪魚(イトウ・アカメ・ビワコオオナマズ)を釣ってみようと思ったのが2016年。
それから3魚種の情報を集めはじめた。
だが、ビワコオオナマズの情報だけは、ネットで検索するもほとんどない。
イトウとアカメについては簡単に釣り場を調べることができるのに...
この時点で一番難しい釣りは、ビワコオオナマズだと感じていた。
それはそうだ秘密のポイントを公開する人はいない。
私も同じくビワコオオナマズを釣ったポイントに関しては極秘である。
ただ参考になればと思い、ここに記録することにした。
情報が少ない理由としてビワコオオナマズが新種として登録されたのが1961年である。
はっきりと存在を確認されて日が浅いことと、気がかりなのは『 環境省レッドリスト2019【汽水・淡水魚類】 』にもビワコオオナマズの登録が残念ながらない。
同じ琵琶湖に棲息するイワトコナマズは登録されているのに。
イトウもアカメも登録されているのに。
間違いなくビワコオオナマズも「絶滅のおそれのある野生動物」に含まれておかしくない魚種である。
さて釣りに話を戻します。
2017年に釣ったビワコオオナマズです。
ざっくり105センチ(一人だったのできちんと計測できなかった)
下顎が割れてしまっていた特徴的な個体。
夜行性と言われていますが、15時頃に釣れました。
昼間に写真が撮れるのは嬉しく、ビワコオオナマズの特徴的な青白い体色が分かりやすいです。
意外と大きな目をしています。
2種を比べてみると体色の違いと頭の形がはっきりと違います。
マナズの顔って可愛いですよね。笑っている感じで愛嬌があって。
2017年のタックルです。
ロッド:ショアジギングロッド
リール:中型4000番スピニングリール
ライン:PE6号+リーダーナイロン100ポンド
ルアー:デプス サカマタシャッド 8インチ+ソルト用ジグヘッド20グラム
2019年に釣れたビワコオオナマズ。
こちらも1メートルありました。
夕まずめに釣れたため、写真は真っ暗です。
ビワコオオナマズはかかった瞬間に強烈な首振りをします。
ドラグはしっかりと締めていないとラインは出されるばかりになります。
4~5回は強烈な突込みがあります。
しっかり竿を立てて魚の方向を確認してやり取りしましょう。
やり取りの最中は、心の中で「バレるな!」「切れるな!」「絶対釣る!」とずっと連呼していました(笑)
体力はない魚だと思いますので、きちんとしたタックルであれば数分でキャッチできます。
大きな魚に慣れていないとやり取りが難しいので、鯉やマナマズを沢山釣って練習すると良いと思いでしょう。
今だから冷静に書いていますが、ビワコオオナマズが釣れた時は、嬉しさと安堵からか身体中が震え、呼吸も忘れるくらいです。
釣れてくれた感動と感謝、ビワコオオナマズの美しさに畏怖の念を抱くと思います。
是非、この感動を味わって欲しいです。
大きな頭ですね。
迫力ある水中でのビワコオオナマズ
歯自体は鋭くザラついていますが、怖いのは顎の力。
素手で口を掴むのは控えたほうが良いと思います。
昔釣られた傷でしょうか。
ほっぺに痕が残ってます。
しっかりと体力を回復させたところでリリースします。
体力のない魚なのでできるだけ早くリリースしてあげてください。
早く確実に釣りあげて、早くリリースするために中途半端なタックルとラインシステムではなく強力なショアジギングタックルを使用しました。
ラインブレイクによりビワコオオナマズがルアーを咥えたままにならないように考えてのことです。
2019年のタックルです。
ロッド:コルトスナイパー
リール:中型4000番スピニングリール
ライン:PE4号+リーダーナイロン60ポンド
ルアー:デプス バンブルシャッド 8インチ #92シルバーシャイナー
ジグヘッド:メジャークラフト BUN太20グラム(アシストフックは外しました)
日本三大怪魚釣りの中で一番難しい魚です。
チャレンジされる方は覚悟してください。
でも、釣れた時の嬉しさは最高です。
いつまでもビワコオオナマズが釣れる自然を残したい。
イトウ・アカメ編はまた今度に